2011/02/26
MACHIKO MIURA DINNER SHOW
一昨日のしいたけセミナーの後はガラッと変わって
電気ビルというビルの20階にあって、ビル事態はそう古く感じなかったのですが
美しい歌声が流れ、空気や時間までしっとり、ゆっくり流れる至福の夜。
2011/02/25
日本産・原木乾しいたけ講座
昨日は野菜ソムリエ協会の主催する
日本産原木乾しいたけ講座を受講してきました。
先日の植物工場といい、地味な講座がつづいておりますが、
私たちの食生活、栄養、安全性に直接関わることなので、
このようなことこそとても大切。
まず、日本産・原木乾しいたけとは
クヌギやコナラの原木にシイタケの種菌を植え付け、
森林またはそれに似た環境で、2年間かけて育て上げたもの
外国産の乾しいたけは菌床栽培といって、綿がら、コウリャンがら、稲わらなど
フスマ、砂糖などの栄養剤を添加し、石膏で固めた人口培地に菌を植え付け、
5,6ヶ月の短期間で発生させるといった極めて人口度の高いもの。
値段は外国産はかなり安いので、安いほうに手が伸びて
しまうのは、当然のことと思います。
人口度が高くても安全でおいしければ問題はないのですが、
栄養剤や石膏などという言葉が出てくるだけであやしい
実際、味をつけないで水でもどしたり、焼いたりして、食べ比べをしたら、
ふっくらと肉厚で豊かな香りと味わいの日本産に比べ、
外国産は水で戻しても、膨らまず、何といってもショックだったのは味。
ピリピリと舌を刺すような味があって、とてもおいしいなどとはいえない代物。
参加した方々、かなりざわざわとしていました。
外国産の写真は撮って、おいしそうな国産の写真を撮るのを忘れました
なるべく外国産はお買いにならないように。とお伝えしていきます
これから乾しいたけをお買い求めの際は是非、日本産・原木乾しいたけを。
乾しいたけは生しいたけに比べうまみ成分の「グニアル酸」が10倍。
栄養素のビタミンDは腸からのカルシウムの吸収や骨へのカルシウムの吸着などに大きな役割を果たします。
それだけでも栄養価は高いのですが、調理する前に20分
太陽の光に当てるだけでビタミンDが1000倍に増えるそうです。
他には食物繊維、塩分などの排泄を促し血圧を下げ、
腎臓の老廃物を排泄を促すなどの作用のあるカリウム、
コレステロール値を下げる働きのエリタニデンが豊富に含まれています。
さらにすごいことに、しいたけに含まれるレンチナンという成分が
ガンへの免疫力を高め、1985年には抗腫瘍剤として認可されているそうですよ。
こんな良いことだらけの乾しいたけなのにいまや、国内の消費が
25年前の4分の1に落ち込んで、日本の食卓から消えてしまいそうに
なっているんだそうです。
皆様、日本産・原木乾しいたけを沢山食べましょう。
生活習慣病が気になる方は特に。
あまり使わないという方は、まずは
他の野菜や肉類と一緒にスープにするのが手軽かと思います。
もちろん、戻し汁も使ってください。
そのうちレシピをアップしたいと思います。
このマークがついているのが日本産・原木乾しいたけです。
「きのこは食べるものじゃない」なんてヒドイこと言っているSさん、頑張って克服しましょう!
2011/02/16
みそ作り
はじめてのみそ作り。
2011/02/10
植物工場セミナー
植物工場とは、植物を露地栽培ではなく、
蛍光灯やLEDを使った完全制御型と
太陽光利用型、その名の通り太陽光を利用して植物を育てます。
畑ではなく、どちらも屋内で、土も使いません。
それが、植物工場ということです。
なんだか、随分機械的な感じがしますが、
そこで作られているものはとてもかわいらしい、やわらかい野菜たち。
スーパーに並んでいる植物工場産のレタス類やハーブ類を
見たことや買って食べたことのある方も多いと思います。
私も完全無農薬ということや、色や形が料理に映えるのでたまには使っていました。
どんなふうに作られるかは知っていましたが、安全性とか、栄養価など
知らないことも多かったので
セミナーのお誘いを受け、その疑問の解消になるかと、参加をしてきました。
まず利点は、自然被害を受けないので、安定した供給を見込める。
品質のばらつきがない。
無農薬、細菌が少ない、無洗、長持ち。
ロスが少ない。
栄養価は高い。
そして課題は建屋設備、証明設備の低減、
商品の低価格化。
はあ。もう少しやすくなれば良いこととだらけ。
いや、待てよ。
野菜はやっぱり露地もので、理想は無農薬。難しければ、せめて低農薬。
と、思う。同じようにお思いになった方もいらっしゃるかと。
太陽光型の講演をされた
千葉大学大学院、園芸学研究科 丸尾達准教授によると、
現在、そして今後も問題となる、
気象変動。
農業従事者の減少。
作り手が減るということは、野菜も少なくなる。
このままいけば10年後には今のように野菜が豊富に手に入らなくなる。
お金を出しても買えなくなるという日が来るかもしれない。
輸入に頼るのは安定的ではない。
そんな問題を回避しようとするのが
安定した生産のある、植物工場というわけです。
労働も軽くなり、ロスが少なくなれば、利益も出る。
農業従事者=植物工場従事者が増える。
そうなるために、今後も研究を重ねていることはもちろんのこと、
重要が多くなれば、価格も下げられるので是非買って欲しいということです。
やっぱり野菜は露地ものが良いという気持ちは変わらないし、
もちろん、国産の露地野菜は買わなくてはいけないけれど、
将来のことはとても重大な課題だと思います。
植物工場産はまだ品種も少なくサラダ用の野菜が主。
他のものと取り混ぜて、是非使いたいと思います。
スーパーで『エコ作』とか『スマイルリーフ』というブランド名でビニールに
入っています。ご覧になってみてください。
ちなみに、植物工場生産第一号野菜はカイワレだそうです。
子どもや孫やひ孫の代、いやもっと後世まで
ずーっとおいしい野菜や果物が食べられる地球でありますように。