2011/04/10

一ヶ月

辛く、悲しいあの日から1ヶ月。 何度もブログを書こうと思いながら、 ずっと何も書けないまま。 横須賀は何も、どこも被害はないので計画停電以外は 生活は今まで通りなのに、 気持ちが先へ進めないでいた。 あんなに悲惨なことになっている東北の人たちにたいして、 募金と節電しかできない、この無力な自分が情けなくて、悲しくて どうしたら良いのかわからず。 直接の知り合いで命を落とされた方はいらっしゃらなかったけど、 宮城で避難所にいらっしゃるSちゃんのご家族や、ご友人たち。 震災から1週間程たったとき、 神奈川にいるSちゃんに何か必要なものはありますか? と聞いていただいたら、 「こちらは何とか極限を乗り越えたから何だろうと生きていけるから大丈夫。それよりも、関東は計画停電、余震、原発、食料がスーパーからなくなるなど、もっともっと、大変だから、自分たちのことを考えなさい」って皆さんがおっしゃったそうです。 聞いたときには涙がとまらなかった。 まだ1週間なのに、まだまだ大変な生活が続くのに、こちらの心配をしてくださる。 本当に本当に、頭がさがります。こんな優しい人たちにどうしてこんなにひどい試練が与えられなければいけなかったのか。 もっと、もっと悲しくなった。 茨城の椎茸農家のKさん。幸い、地震の被害はそれほどでもなかったけれど、風評被害がでてきているようです。 「でも社会が落ち着いてきたときにはきちんと 安全なものが届けられるように頑張ります。」って。 浦安で液状化現象でガス、上下水道がストップしてしまって 不自由な生活を強いられているHさん。 「経験してわかったけれど、下水道がつかえないのは一番つらいですね、 でも東北の人たちに比べたらなんでもない。」 こちらから被災地支援に行っている友人たち。 被災されたのに明るく、前を向いている人たち。 そんな強い人たちのことを見たり聞いたりしているうちに 私は何をしているんだと思う、 暗くする理由も必要もないのに。娘たちにも「進めないんじゃなくて、進もうとしていないんじゃない」と叱咤され。 そうですね、進まなくては。 後ろをみていても何もかわらない。 普通に過ごして、何かできることがあるかもしれない。やっとそう思えるようになってきました。 被災者の方がこんな私のブログをご覧になっているとは思えませんが もしも、お目にとまる様なことがあれば、 世界中が心を痛めて、世界中が復興を願って、 世界中が応援しています心から笑える日が一日でも早くきますように、 一緒に頑張っていきましょう!